遠野生まれのお米『遠野4号』
カッパや座敷
わらしなど、「遠野物語」でおなじみの民話の里、遠野。深い山々に囲まれた遠野市は昼夜の寒暖差が大きく、また水も冷たいのですが、そんな遠野の気候風土に適した品種が、岩手在来のお米を掛け合わせて生まれた「遠野4号」です。
1930年(昭和5年)に遠野市で誕生した品種ですが、栽培方法が変化する中でいつしか廃れてしまいました。遠野・小友町に合う米作りをと考える勘六縁で、少しずつ栽培をスタート。数年をかけて復活させることができました。
大きな粒が特徴の「遠野4号」は、噛めば噛むほど穀物の旨味と香りが広がります。粘り気が少なく透明感のあるすっきりとした味わいで、例えばうすくち醤油とみりんで味をつけた煮物、塩を振っただけの脂ののった焼き魚など、昔ながらの食事によく合います。
日本のふるさと「岩手県遠野市」
岩手県遠野市
この遠野4号の産地である岩手県遠野市は、岩手県の内陸、北上山地の中央に位置します。
柳田国男の著書「遠野物語」で広く知られ、カッパや座敷童子など妖怪にまつわる伝承が多く残る民話の里としても有名です。
かつて日本中の農村に広がっていた、昔ながらののどかな風景や懐かしい生活様式が、今でも色濃く残る地方なのです。
綺麗な川にしか育たない梅花藻(ばいかも)
山々に囲まれた盆地で、昼夜の寒暖の差が大きく、甘みのある美味しいお米ができます。近くの川には、水温が14℃前後の清流にしか育たないといわれる梅花藻(ばいかも)も自生しており、この綺麗な水も美味しいお米ができるのを助けしてくれています。
こだわりの米農家『勘六縁』
勘六縁の菊池さんご夫妻
この遠野4号を栽培するのは、勘六縁の菊池陽佑さん、裕美さんご夫妻です。
2011年より岩手県遠野市小友町で自然栽培でのお米作りを始められました。
自然を感じたいというお客さまの暮らしに寄り添い、地域が守り続けてきた文化や風景、私たち日本人の食卓を支えてきたお米作りや田んぼへの思いを受け継ぐこと、自然栽培を通じて次世代のためによりよい食・農・環境を守ることを心がけて、安心で美味しいお米を作っておられます。
■菊池さんからのメッセージ■
生きることは、食べることです。とても大切で、幸せなことです。そんな「食」の大切さを取り戻したい、幸せなことだと伝えていきたい、そのことを通じて社会に貢献していきたい、私はそう思っています。
そのために、「食」土台を担う農家として、「食」を支え、生産の場である地域を支え、住民が楽しく生活できる幸せな地域社会を作っていくことが大切だと考えています。
私は、「食」の中心であるお米をお届けすることで、皆様とつながり、こうした思いを伝え、共有していきたいです。そして、大切な家族や多くの方にとって安全な「食」を広め、安心な「食」を作る「技術」と「環境」を私達の次世代、その次の世代、そして地域に、日本に残していきたい、そう考えています。
商品情報 |
商品名 |
遠野4号 |
栽培方法 |
無肥料・自然栽培 |
産地 |
岩手県遠野市 |
生産者 |
勘六縁(かんろくえん) |
内容量 |
30kg |